前回は、Unityの入力文字の制限について、ご紹介しました。
今回は、WordPress の REST API について、簡単にご紹介します。
■REST API とは
WordPress のプラグインとして提供されている、WordPress 内の記事データを取得するAPIです。
たとえば、以下のようなデータを取得することが出来ます。
・カテゴリ一覧
・投稿記事
・カスタム投稿単位での記事
・タクソノミー単位での記事
■どうして REST API を使うのか?
WordPress は非常に有名な CMS で、世界中の人達が提供してくれているテーマや、
様々なプラグインを組み合わせることで、簡単にホームページや、ブログページを作ることが出来ます。
しかし、その時作りたい!と思っているサイトと、ぴったり一致するようなテーマは、
なかなか見つかるものではありません。
ある程度であれば、WordPressの機能の中でカスタマイズしたり、
どうしてもというときはPHPプログラム自体を作り変えることで、
希望する形にすることは出来ますが、そうなると途端に敷居が上がってしまいます。
一方、最近ではHTML5やJavaScriptのライブラリ、CSS3を駆使することで、
動きのあるコンテンツ、見た目の格好いいコンテンツを、比較的容易に実現できるようになってきています。
ただ、これだけですと、WordPress のように、毎日記事を追加していくようなページには向きません。
たとえば、最新の5件を表示したいと考えたとすると、記事の内容をHTMLファイルに直接書いていたのでは、
記事を追加するたびに中身を書き換えなければならないです。
そのようなときは、場合によっては、
1)コンテンツの枠組みはHTML5等で作成
2)記事の投稿はWordPressで行う
3)WordPressで投稿した記事の内容を、HTML5で作っていた枠組みの中に表示する
という構成にした方が、実現したいコンテンツの形になるかもしれません。
この、3)の部分を簡単に実現できるのが、REST API です。
■REST APIを利用した時の、簡単なシステム構成図
REST API を利用する場合、以下のような流れになります。

<図1 REST APIを利用した場合の流れ>
画面イメージは、以下の通りです。

<図2 画面イメージ>
図1や図2で記載の通り、
まずは静的なHTML、JS、CSSで、記事を埋め込む予定のところが空っぽの画面を表示します。
その後、JavaScriptから REST API を別途、実行し、そのデータを後入れします。
逆に言うと、記事以外の部分には、WordPressは利用していませんので、
WordPressのテーマやプラグインに縛られることなく、自由に好きなレイアウトを組むことが出来ます。
■次回
次回は、REST API の適用方法や、プログラムについて紹介致します。
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