[iOS10]新しいフレームワークを利用してみよう！ – 5 –

前回は、UnityのUIにスクリプトからグロー効果を適用する方法についてご紹介しました。
今回は、iOS10で新規に追加されたフレームワークについてご紹介したいと思います。

以前の記事でもご紹介しましたが、「UserNotificationsフレームワーク」関連です。
上記のフレームワークを利用し、記事を２回に分けて、通知エリアをカスタマイズする
サンプルアプリを作成してみたいと思います。

今回は、下記のように通知エリアをカスタマイズしていきたいと思います。
　・通知エリア内にボタンを表示する
　・ボタンタップ時の制御を行う

それでは、実際に通知エリアをカスタマイズするサンプルアプリを作成してみましょう。
第１回目は、通知エリア内にボタンを表示するところまでご紹介したいと思います。

【前提条件】
　・開発環境は、「Xcode 8」であること
　・以前の記事で作成したプロジェクトを利用すること
　
【手順１】
　前提条件で用意したプロジェクトを開きます。

　

【手順２】
　「ViewController.m」ファイルにある「登録」ボタンタップ時の処理内にボタンを表示する処理を追記します。

- (IBAction)buttonClick:(id)sender
{
    ---------- 割愛 ----------
     
    /************************************************************************************/
    //通知エリア内にボタンを設定する
    
    //ボタン１（オプションにアプリ起動を指定）
    UNNotificationAction *button1Action = [UNNotificationAction actionWithIdentifier:@"button1"
                                                                               title:@"ボタン１"
                                                                             options:UNNotificationActionOptionForeground];
    
    //ボタン２（オプションに画面削除を指定）
    UNNotificationAction *button2Action = [UNNotificationAction actionWithIdentifier:@"button2"
                                                                               title:@"ボタン２"
                                                                             options:UNNotificationActionOptionDestructive];
    /************************************************************************************/
     
    //カテゴリを登録する
    UNNotificationCategory *category = [UNNotificationCategory categoryWithIdentifier:@"sampleNotificationCategory"
                                                                              actions:@[button1Action, button2Action]
                                                                    intentIdentifiers:[NSArray array]
                                                                              options:UNNotificationCategoryOptionNone];
                                                                                   
    ---------- 割愛 ----------
}

お疲れさまでした。
たった数行で、通知エリア内にボタンを表示するサンプルアプリが完成しました。
それでは、実際に動かしてみましょう。

まず、通知を受信します。

　

通知エリアを長タップするとカスタマイズされた通知エリアにボタンが表示されます。
※赤枠で囲った部分です。

　

お疲れ様でした。
これで、通知エリアにボタンを表示させることができました。

第２回目は、ボタンタップ時の制御処理を作成していきたいと思います。

これで、「[iOS10]新しいフレームワークを利用してみよう！ – 5 -」は終了となります。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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