前回は、リソースの外部化についてご紹介しました。
今回は、iOS10で新規に追加されたフレームワークについてご紹介したいと思います。
以前の記事でもご紹介しましたが、「UserNotificationsフレームワーク」関連です。
しかも今回は、新たに「UserNotificationsUI」という フレームワークも利用し、
記事を2回に分けて、通知エリアをカスタマイズするサンプルアプリを作成してみたいと思います。
まず、「UserNotificationsUIフレームワーク」が行える機能を簡単にご紹介しておきます。
リファレンスを見たい方はこちらを参照ください。
・ローカル通知及び、リモート通知で受信時に表示する通知エリアをカスタマイズすることができる
※画面サイズの変更や、UI部品を設置することが可能
・通知エリアのアクション選択をハンドリングすることができる
「UserNotificationsUIフレームワーク」を利用して、通知エリアを
カスタマイズすることで、見た目を自由に変更することが可能となりました。
それでは、実際に通知エリアをカスタマイズするサンプルアプリを作成してみましょう。
第1回目は、通知エリアをカスタマイズするための準備をご紹介します。
【前提条件】
・開発環境は、「Xcode 8」であること
・以前の記事で作成したプロジェクトを利用すること
【手順1】
前提条件で用意したプロジェクトを開きます。
【手順2】
「UserNotificationsUI.framework」を追加します。
【手順3】
通知エリア用のTargetを追加します。
【手順4】
「Notification Contact」を選択し、「Next」ボタンをクリックします。
【手順5】
「Product Name」に任意の文字を入力し、「Finish」ボタンをクリックします。
※ここでは、「userNotificationUISample」と入力しています。
【手順6】
schemeをActivieにします。
【手順7】
それぞれ、「scheme」、「Target」、「userNotificationUISampleディレクトリ」が作成されることを確認します。
お疲れさまでした。
これで、通知エリアをカスタマイズするための準備は完成しました。
第2回目は、実際に「userNotificationUISampleディレクトリ」内にある
ファイルを変更して、実際に通知エリアをカスタマイズする処理を作成していきたいと思います。
これで、「新しいフレームワークを利用してみよう! – 3 -」は終了となります。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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