前回は、Oculus Riftの構造を簡単にご紹介しました。
今回から本格的にOculus Riftで3D動画を観る方法についてご紹介します。
まず、3D動画をOculus Riftで観るには、Unityで3D動画を再生する必要があります。
今回は、Unityで動画(※)を再生する方法についてご紹介します。
※今回、再生する動画は、3D動画ではなく、携帯端末で撮影した動画になります。
それでは、実際にアプリケーションを作成してみましょう。
<アプリケーションの作成方法>
【前提条件】
・Windows PCで行うこと
【手順1】
Unityのプロジェクトを新規作成します。
【手順2】
ボタンを配置し、クリックされた場合に使用するクラスも作成しておきます。
※ボタンについては、こちらをご覧ください。
【手順3】
Assetエリアに今回再生するファイルをドラッグして格納します。
※Assetエリアに動画ファイルを格納することで、Unity側が自動で動画として取り込んでくれます。
【手順4】
動画を再生する処理を作成します。
今回は、「MovieTexture」という機能を利用します。
※この機能は、もともとUnity Pro版(有料版)で使えてた機能であり、Unity5.0以降は、
無料ユーザ(Personal Edition)で利用することができるようになりました。
using UnityEngine; using System.Collections; public class ButtonClick : MonoBehaviour { //MovieTextureオブジェクトを格納するための変数を宣言する public MovieTexture movie; // Use this for initialization void Start () { } // Update is called once per frame void Update () { } public void OnClick() { //再生する movie.Play(); } }
お疲れ様でした。
これで、Unityで動画を再生するアプリケーションを作成することができました。
ただし、作成したアプリケーションには問題があります。
MovieTextureを利用する場合、「QuickTime」という動画再生ソフトを利用しないと、
Unity側が自動で動画として取り込んでくれないので、下記のエラーが表示されます。
・エラー
Movie importing requires QuickTime to be installed.
このままでは、動画ファイルが取り込まれていないので、再生することができません。
今回は、動画を再生するアプリケーションが完成したところで、一旦終了したいと思います。
次回は、QuickTimeをインストールし、実際に動画を再生してみたいと思います。
最後までご覧いただき有難うございました。
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