これまで何回かOculusについて記事を掲載してきましたが、
次回からは本格的にOculusを使用したシステムを制作していきたいと思います。
というわけで、今週は今更ながら、OculusRiftとOculusRift Development Kit2について
簡単な基礎知識を掲載します。
◆OculusRiftとは
Oculus社が開発した、バーチャルリアリティが味わえるヘッドマウントディスプレイのことです。
※写真はOculusRiftのDevelopment Kit2
現在は、製品版ではなく、開発用に販売されています。
製品版の販売は、2016年の1~3月になるそうです。
開発用には、Development Kit1 と Kit2が存在しておりまして、
Development Kit1は、最初に公開されていたものです。
Kit2は、Kit1を改善したものとなっており、改善内容としては、
・解像度が1280×800から1980×1080になった。
・一般的に使われてた液晶から有機ELに変更された。
※有機ELとは、発光を伴う物理現象のことで、その現象を利用した有機発光ダイオード とも呼ばれる製品を指す場合もある。
などです。
◆OculusRiftのゲームエンジン
OculusRiftによって正式対応されたゲームエンジンは、UnityとUnreal Engineのみですが。
ゲームエンジンメーカーによって正式対応されたものがあります。
それが以下3つです。
・Project Anarchy – 有償(永久使用で約5万円)。
・Torque Engine – オープンソースなので、無料で開発できる。
・Esenthel Engine – 全OSに対応しているが、有償(月額1千円)。
◆OculusRiftの特徴
・まるで自分視点であるかのような広視野。
・「3軸の加速度」「ジャイロスコープ」「地磁気」の3つのセンサーを使い、
頭の動きと連動したVR内の低遅延で視界を移動させることが出来るヘッドトラッキング機能搭載。
・「トラッキングカメラ」による、ユーザーのアクションを検知。
※ユーザーアクションの具体例
・しゃがむ
・ジャンプ
・左右に揺れる
・倒れる
などです。
上記三点が、OculusRiftが注目を集めている理由なのかもしれません。
◆OculusRiftの動作環境
Oculus社から出されている推奨PCスペックは、高いものとなってます。
グラフィックボード :NVIDIA GTX 970 / AMD 290以上
プロセッサ :Intel i5-4590以上
実装メモリ :8GB以上
Windows OS :Windows 7 SP1以上
HDMI :1.3以上
USB3.0ポート :2個以上
以上です。
上記は、あくまで推奨PCであって、上記以下のスペックでも
多少動きは悪くなりますが動きます。
実は、自社にOculusRift Development Kit2がありまして、
OculusRiftを動作させているPCのスペックは、推奨PC以下ですが
問題なく動いております。
参考までに、自社のPCスペックを紹介させていただきます。
グラフィックボード :IntelGraphics 4600
プロセッサ :Intel i5-4430
実装メモリ :8GB
Windows OS :Windows 8.1
HDMI :1.3
USB3.0ポート :4個
以上です。
◆製品版について
・Windows10でネイティブに稼動する。
・Xbox oneのコントローラーが付いてくる。
・Xbox oneのゲームをストリーミングすることでプレイすることが出来る。
・OculusRift専用のコントローラー「OculusTouch」というのも販売する予定(販売時期未定)。
上記が、製品版に付属・実装もしくは、後々販売される予定です。
Xbox oneのゲームがプレイできるようになるのが凄く興味が沸きます。
また、OculusRift専用のコントローラーは、どのような操作性になるのか
後の情報が気になります。
◆まとめ
簡単ですが、以上がOculusRiftに関する簡単な基礎情報です。
これから本格的に制作を開始するために、来週は一度記事の更新をお休みし
まずは何ができるか、何をやろうかから考えていく記事を、再来週から公開して
いきますので是非お楽しみにしてください!
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