前回は、Arduinoとは?についてご紹介しました。
今回は、Arduinoを使ってLEDを点灯させてみたいと思います。
それでは、早速LEDを点灯させてみましょう。
<ArduinoでLEDを点灯させる>
まずは、下記の部品を準備しましょう。
・Arduino本体
→ 信号を受信してプログラミングでマイコンを制御する
・LED
→ 今回は、赤色を使用する
・ジャンパーワイヤー
→ Arduinoとブレッドボードを繋げるためのケーブル
・抵抗
→ 過電流が流れないようにするための抵抗
・ブレッドボード
→ 電子部品やジャンパーワイヤを接続して電子回路を組むことができるボード
※ハンダ付けが不要なので、何度も利用することができる
・USBケーブル
→ ArduinoとPCを接続する為のケーブル
※私は、下記の入門キットを購入しました。
その中から今回は下記を使用します。
それでは、実際にLEDを点灯させるプログラムを作成する前に、
LEDを点灯させる電子回路を作成してみましょう。
【手順1】
Arduino本体とPCをUSBケーブルで接続します。
【手順2】
Arduino本体に電源が入ることを確認します。
【手順3】
Arduino本体とブレットボードをジャンパーワイヤーで繋ぎます。
2本のジャンパーワイヤーを使用しますが、ここで注意してほしいことがあります。
◆注意事項
・1本目のジャンパーワイヤーは、必ず、「DIGITALの2 〜 13番」の間に接続すること
※今回は、11番目に接続しました。
・2本目のジャンパーワイヤーは、必ず、「GND(アース)」に接続すること
※電流は、プラスからマイナスに流れるので、正しく接続しないと電流がきちんと流れません。
【手順4】
ブレッドボードにLEDを繋げます。
ここでも注意してほしいことがあります。
◆注意事項
・LEDも「プラス」、「マイナス」があります
下記のように「プラス」、「マイナス」を間違わないように接続します。
※逆に接続してしまうと、LEDが点灯しないまたは、破損する場合もあるので注意してください。
【手順5】
抵抗をブレッドボードに接続します。
※なぜ、抵抗が必要かというと、Arduino本体とブレッドボードを接続した時点で、
微弱の電流が流れてしまい、LEDが光ってしまうので、電流の流れを減らすためです。
これで、LEDを点灯させる電子回路は作成できました。
それでは、次に実際にプログラムでLEDを点灯させてみましょう。
【手順1】
前回の【開発環境の構築】で環境を構築した「Arduino.app」を立ち上げます。
【手順2】
「ツール」メニュー → 「ボード」から「Arduino Uno」を選択します。
【手順3】
下記のプログラムを入力します。
void setup() { // put your setup code here, to run once: //11番ピンを【出力】に指定する pinMode(11, OUTPUT); } void loop() { // put your main code here, to run repeatedly: //11番ピンの電圧を上げる digitalWrite(11, HIGH); //1000ミリ秒待つ delay(1000); //11番ピンの電圧を下げる digitalWrite(11, LOW); //1000ミリ秒待つ delay(1000); }
【手順4】
「マイコンボードに書き込む」ボタンをクリックし、プログラムをArduinoに書き込みます。
【手順5】
書き込みが完了したことを確認します。
【手順6】
LEDが点灯していることを確認します。
お疲れ様でした。
以上で、「 Arduinoを使ってみよう! – 後編 -」は終了となります。
2週にかけてArduinoについてご紹介させていただきました。
今回は、LEDのみを点灯させる電子工作を実施しましたが、センサーを使用することで、
人の出入りに合わせて点灯/消灯するLEDライトを自作で作成することもできます。
Arduinoは、誰でも気軽に電子工作やプログラミングができます。
ぜひ、興味のある方は、一度チャレンジしてみてください。
最後までご覧いただき有難うございました。
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