前回は、ボックスの作成と外部ライブラリの読み込みについてご紹介しました。
今回は、Pepperの胸部分にあるタブレットを使用するアプリケーションを作成したいと思います。
Pepperと会話をし、通信により表示したいPNG画像ファイル名を取得してタブレットに表示させてみたいと思います。
ただし、バーチャルロボットでは「タブレット」サービスはサポートしていないので、
ビルド時に「エラー」となり動作確認できませんが、参考情報として是非、ご覧ください!
タブレットで表示できる画像ファイルは、「PNG」、「JPEG」、「GIF」のいずれかとなります。
今回は、PNG画像をタブレットに表示してみます。
では、早速アプリケーションを作成してみましょう。
<タブレットにPNG画像を表示するアプリケーション>
【事前準備】
・異なる任意のPNG画像ファイルを3ファイル用意しておくこと
◆ファイル名
・sample1.png
・sample2.png
・sample3.png
・サーバ側にテキストファイルを用意しておくこと
◆ファイル名
・image1.html
→ データは、「sample1.png」のみ
・image2.html
→ データは、「sample2.png」のみ
・image3.html
→ データは、「sample3.png」のみ
【手順1】
SDKを起動します。
【手順2】
プロジェクト内に用意した画像ファイルを格納するため、ディレクトリを作成します。
「+」ボタンをクリックします。
【手順3】
「ディレクトリの作成…」ボタンをクリックします。
【手順4】
ディレクトリ名を「html」とし、「create」ボタンをクリックします。
【手順5】
htmlディレクトリが作成されたことを確認します。
【手順6】
再度、「+」ボタンをクリックし、「ファイルのインポート…」を選択します。
【手順7】
用意したPNG画像ファイルを選択して、「オープン」ボタンをクリックします。
【手順8】
ファイルがインポートされたことを確認します。
【手順9】
PNG画像ファイルを「html」フォルダへ移動します。
【手順10】
残りのPNG画像ファイルを「html」フォルダに格納します。
【手順11】
Pepperとの会話や通信については、以前の記事でご紹介していますので、そちらを参照してください。
会話:[Pepper] Pepperアプリケーション開発 ~通信してみよう~
通信:[Pepper] Pepperアプリケーション開発 ~Pepperと会話しよう!!~
【手順12】
必要なボックスを中央の作業スペースへ配置し、ボックス同士を接続します。
今回使用するボックスは下記です。
・Show Image(tablet内)
言語設定を行います
【手順13】
パラメータボタンをクリックします。
【手順14】
PNG画像ファイル名を入力し、「OK」ボタンをクリックする
【手順15】
残りのPNG画像ファイル名を「Show Image」ボックスを使用して設定します。
【手順16】
behavior_1フォルダ内にある「behavior.xar」をプロジェクト内の最上位ファイルとなるよう移動します。
※これを実施しないと、フォルダパスが取得できないため、PNG画像の表示に失敗してしまいます
【手順17】
ボックスをつなぎます。
お疲れ様でした。
バーチャルロボットではエラーとなり確認できませんが、タブレットに画像ファイルを表示させる方法となります。
もし、Pepperをご購入した際には、是非試してみてください!
以上で、「タブレットを使ってみよう!」は終了となります。
最後までご覧いただき有難うございました。
次回も引き続きPepperアプリケーション開発に触れていく予定です。
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