[Pepper] Pepperアプリケーション開発 ~Pepperに現在時刻を聞いてみよう!!~

前回はPepperとの会話についてご紹介しました。
今回は前回の応用として、Pepperに何かを質問してみましょう。

質問の内容としては、Pepperに日本語と英語で現在時刻を訪ねますので
日本語で訪ねた場合は日本語で、英語で訪ねた場合は英語で答えてもらいます。

■Pepperに現在時刻を聞いてみよう
  1. SDKを起動します。
    ※筆者の環境では、「アプリケーション/Aldebaran/Choregraphe Suite 2.0」の「Choregraphe」をダブルクリックします

  2. ボックスライブラリから下図の通りとなるよう、ドラック&ドロップで配置していきます。
    ・standard – Audio – Voice – Speech Reco
    ・standard – Flow Controll – Switch case
    ・standard – Audio – Voice – Say(日本語用)
    ・standard – Audio – Voice – Say(英語用)

  3. 配置した「Switch case」に下記の通り入力します。
    Pepperがこの文字列を検知すると、質問に答えてくれます。
    ・”今何時?”
    ・”Do you have the time?”

  4. 続いて配置した「Say」(日本語用)をダブルクリックします。

    Localized Textを「Japanese」に変更し、「Say Text」をダブルクリックします。

  5. 下記の通りコード追加・修正します。
    現在時刻を取得し、文字列データとして返却するようにしています。

  6. root をクリックし、作業スペースをroot に切り替えます。
    手順4. と同様、配置した「Say(1)」(英語用)をダブルクリックします。

    Localized Textを「English」に変更し、「Say Text」をダブルクリックします。

  7. 下記の通りコード追加・修正します。
    現在時刻を取得し、文字列データとして返却するようにしています。

これで準備がすべて完了しました。
作業スペースをroot に切り替え、再生ボタンをクリックします。

Pepperが入力を待っている状態になります。
まず日本語で現在時刻を聞いてみましょう。
ダイアログの入力スペースに「今何時?」を入力し、Enterキーを押してください。

Pepperが現在時刻を日本語で答えてくれました。

続いて英語で現在時刻を聞いてみましょう。
ダイアログの入力スペースに「Do you have the time?」を入力し、Enterキーを押してください。

Pepperが現在時刻を英語で答えてくれました。

今回はPepperに日本語と英語で答えてもらいましたが、その他にもフランス語・ドイツ語・イタリア語など
様々な言語に対応していますので、十分にローカライズ対応を実現できそうです。

以上で「Pepperに現在時刻を聞いてみよう」は終了となります。
最後までご覧いただき有難うございました。

次回も引き続きPepperアプリケーション開発に触れていく予定です。


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