前回は、Pepper本体を移動させるアプリケーションについてご紹介しました。
今回は、Pepperと会話をするアプリケーションを作成したいと思います。
会話の内容は、下記とします。
筆者 :「こんにちは、Pepper!」
Pepper:「こんにちは。ごしゅじんさま。」
筆者 :「今日も、いい天気だね!」
Pepper:「はい。こんな日はどこかおでかけしたいですね。」
では、早速アプリケーションを作成してみましょう。
<Pepperとの会話するアプリケーション>
【手順1】
SDKを起動します。
【手順2】
必要なボックスを中央の作業スペースへ配置し、ボックス同士を接続します。
今回使用するボックスは下記です。
・Set Language(Audio->Voice内)
言語設定を行います
・Speech Reco(Audio->Voice内)
音声認識を行い、Wordリストで与えられたWordのいずれかを判別します
・Say(Audio->Voice内)
Pepperが話します
・Switch Control(Flow Control内)
入力された値に対して、条件に応じて結果を返却します
【手順3】
「Set Language」を選択して言語設定を「Japanese」に設定し、「OK」ボタンをクリックします。
【手順4】
「Speech Reco」を選択してPepperと会話するWordリストを入力し、「OK」ボタンをクリックします。
※Wordリスト:こんにちは、Pepper!;今日も、いい天気だね!
必ず「セミコロン」で区切ります
【手順5】
「Switch Control」を選択して会話するWordリストを登録します。
※必ず、「ダブルクォート」で囲みます
【手順6】
「Say」をダブルクリックしてPepperが話すWord「こんにちは。ごしゅじんさま。」と入力し、
「root」ボタンをクリックします。
※言語は、「Japanese」を選択します
【手順7】
「Say」をダブルクリックしてPepperが話すWord「はい。こんな日はどこかおでかけしたいですね。」と入力し、
「root」ボタンをクリックします。
※言語は、「Japanese」を選択します
【手順8】
ボックスを接続します。
【手順9】
それでは実際に再生してみましょう。
再生ボタンをクリックします。
※エラーが発生しますが、無視して問題ありません
バーチャルロボでは、「Speech Reco」ボックスが対応していないためエラーとなります。
【手順10】
バーチャルロボットで実際に会話ができないので、「ダイアログパネル」を表示してPepperと会話します。
※「表示」メニューの「ダイアログ」をクリックします
【手順11】
「こんにちは、Pepper!」と入力して、Enterキーを押します。
【手順12】
Pepperが応答を返したことを確認します。
【手順13】
「今日も、いい天気だね!」と入力して、Enterキーを押します。
【手順14】
Pepperが応答を返したことを確認します。
お疲れ様でした。
各ボックスを使用して、Pepperと会話することができました。
以上で、「Pepperと会話しよう!!」は終了となります。
最後までご覧いただき有難うございました。
次回も引き続きPepperアプリケーション開発に触れていく予定です。
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