前回 は、iOSの広告表示についてのお話でした。
今回も、少し寄り道をして、AdMobによる広告実装をAndroidアプリに実装する方法のお話をします。
※AdMobへの申し込みを行って、広告IDが発行されていることが前回と同様に、前提条件となります。
環境
Windows7 Home Premium
eclipse Ver:4.2.1.v20130118-173121-9MF7GHYdG0B5kx4E_SkfZV-1mNjVATf67ZAb7
<AdMob SDK(Android用)のダウンロード、展開>
1-1.下記のURLへアクセスし、AdMobのiOS用のSDKをダウンロードします。

1-2.ダウンロードしたファイルを、解凍します。

1-3.”GoogleAdMobAdsSdk-X.X.X.jar”※ファイルを、広告を導入するプロジェクトの適当な場所へ、
コピー、または移動します。
※X.X.Xはバージョンです。
今回は、プロジェクトのlibsフォルダ内へ格納しました。

<AdMobを使用するプロジェクトの準備>
プロジェクトの準備は、下記のGoogleAdMobの公式サイトを参考にします。
2-1.広告を導入するプロジェクトを開きます。(任意のプロジェクト)
2-2.プロジェクトへAdMobのSDKの導入を行います。
プロジェクトファイルの上にカーソルを持っていき、
右クリックして、「Properties」を選択します。

“Properties for test_project”の”Java Build Path”を選択し、
“Add External JARs…”ボタンを押下します。
開かれたウィンドウで、手順”1-3”で、コピーまたは移動したファイルを選択し、
「開く」を選択します。

2-5.Androidのバージョンを変更します。
Admobの公式サイト(※)の、要件へ、下記の記載があります。
「Android 向け Google AdMob Ads SDK を使用するには Android 1.5 以降が必要です。
最新の Android SDK を使用していることと、
Android のバージョン 3.2 以降でコンパイル(default.properties の target に android-13 を設定)していることを
ご確認ください。」
その為、”Android のバージョン 3.2 以降でコンパイル”が必要なので、
下記の設定を行います。
2-5-1.eclipseの設定で、Androidバージョンを、3.2以降のバージョンに設定する。
タブメニューの「Project」の「Properties」を選択します。
開かれたウィンドウで、「Android」を選択し、「Project Build Target」で
「Target Name」欄でAndroid3.2以降の項目にチェックを行い、「OK」を押下します。

※今回は、Android4.3にしました。
2-5-2.AndroidManifest.xmlファイルも変更する。
”uses-sdk”タグの”android:targetSdkVersion”を設定した、Androidバージョンを設定する。
AndroidバージョンとSdkVersionの紐付けは下記を参考にしました。
◆developer.android.com

※今回は、Android4.3を選択しているので、18を設定しています。
2-6.アプリがインターネットへ接続することを許可するコードを、AndroidManifest.xmlへ追加する。

2-7.また、AndroidManifest.xmlへ、”com.google.ads.AdActivity” を宣言する必要追加する。


<広告の表示コードの実装>
3-1.xmlファイルにコードを記載して表示する。
広告を導入するxmlのLayoutに下記の記載を追加する。(赤字の箇所)

下記のコードも、追加する。
ads:adUnitIdには、広告IDを記載してください。


上記画像のように、広告の表示が行えれば完了です。
3-2.javaファイルにコードを記載して、表示する。
onCreate関数に下記のコードを追加しました。


上記画像のように、広告の表示が行えれば完了です。
<次回以降の更新について>
次回は、cocos2dx-htmlのお話に戻りまして、「Sprite」についてご説明したいと思います。