前回の記事で、Eclipseのインストールと日本語化を行いました。
用意したEclipseにcocos2d-xの開発環境を構築していきます。
環境
Mac OS X 10.8.5
Eclipse 4.3
android-sdk
android-ndk-r8e
<プロジェクトの作成>
まずは、cocos2d-x内のproject-creatorに移動します。
$ cd ~/Desktop/cocos2d-x-2.1.5/tools/project-creator/
プロジェクト作成にはTerminalから以下のコマンドを打ち込みます。
※./create_project.py -project 好きなプロジェクト名 -package 好きなパッケージ名 -language 使用言語(cpp、lua、javascriptの3種類から一つ選ぶ)
無事に終了すると、以下のような画面になると思います。
作成されたプロジェクトは以下のディレクトリにあります。
/Desktop/cocos2d-x-2.1.5/projects
<Eclipseの設定>
android-ndkとcocos2d-xのPathを設定します。
環境設定を開いてください。

「一般」→「ワークスペース」→「リンクされたリソース」の新規を押します。
名前:COCOS2DX
ロケーション:/Users/ユーザー名/Desktop/cocos2d-x-2.1.5
上記のようにそれぞれ設定し「OK」を押すと以下のような画面になります

「C/C++」→「ビルド」→「環境」の追加を押します。
名前:NDK_ROOT
値 :/Application/android-ndk-r8e
上記のようにそれぞれ設定し「OK」を押すと以下のような画面になります。

以上でPathの設定は終わりになります。
次に、
「C/C++」 → 「コード解析」の中にある「▼Systax and Semantic Errors」のチェックを外します。

以上で、設定は終了になります。
<プロジェクトの実行>
cocos2d-xのライブラリプロジェクト(libcocos2dx)を読み込みます。
プロジェクト・エクスプローラー上で右クリックし、「インポート」→「インポート」を選択します。

「Android」→「Existing Android Code Into Workspace」を選択します。

参照をクリックし、ルートディレクトリに「/Desktop/cocos2d-x-2.1.5/cocos2dx/platform/android/java/」を設定し完了を押します。
プロジェクト・エクスプローラー上に「libcocos2dx」が追加され自動的にビルドが開始されます。
再度、上記手順と同様にインポート画面を開き、次はルートディレクトリに先ほど作成したプロジェクトの中にある「proj.android」を選択し「開く」を押します。

「開く」を押すと下のような画面になります。

「プロジェクト」→「クリーン」でクリーンを実行し、完了後ビルトを実行してください。
ビルドの完了後、実行ボタンを押すとシミュレータが起動します。

アプリ一覧を開くと、先ほど作ったプロジェクトがアプリとしてシミュレータ上にインストールされていることがわかります。
アイコンをクリックして、アプリを起動します。

HelloWorld画面が表示されれば無事に終了となります。

<次回以降の更新について>
次回は、アプリに広告を表示する方法についてご紹介します。